中古の軽自動車が売れる国

軽自動車が売れる国

最近の新車販売台数の上位を見てみると、プリウスなどのハイブリッド車を別にすると、軽自動車が上位を占めていることに気づきます。
実際のところ、日本国内で登録されている自動車に対する、軽自動車の割合は、確実に高くなっています。
中古車市場でも同じように、軽自動車の人気が高まっています。
それだけに、ダイハツやスズキなど、軽自動車に強いメーカーの中古車は高値で取引されています。
さて、スズキ自動車は、一時期は日本の軽自動車のシェアで第一位を獲得したほど、国内でもその知名度は高く、今や一流のブランドとして認識されています。
最近では、軽ワゴン車燃費ナンバーワンの新型ワゴンRを発表し、今後の販売展開が注目されています。
そんなスズキ自動車が高いシェアを獲得していることでよく知られているのがインドです。
先日の工場で起きた暴動により、幾分シェア率は落としているものの、引き続き高い支持率を維持しています。
スズキは、2002年にインドのマルチ・ウドヨグ社の株式を54パーセント取得し、インド進出の足掛かりをつかみました。
そこに目を付けた、会長の鈴木修氏は、創業家でもあり、経営者として他には追随を許さない、先見の明を持っていたことになります。

インドでの成功物語

その後スズキ自動車は、マルチ・スズキという社名でインドのムンバイ株式市場に上場しました。
スズキ自動車は、ただ単にインドに自動車工場を建設して、現地でのニーズに合わせてシェアを伸ばしていったというだけではありません。
現地にて、日本人が持っている労働観、仕事に対する姿勢などを教育したため、インド政府もそれに対して賞賛を送っているほどです。
とくに、インドは中東の国々に比べると、格段に中古車の輸入に対する規制が厳しく、一般家庭では自動車を購入することが困難とされていました。
そこで、スズキは安くて小さい車を製造しているというメリットを生かし、インドで比較的安価なクルマを生産することによって、圧倒的な支持を得るに至りました。
現在、インドでの自動車販売は急速に伸びており、それに伴って、それらが中古車として市場に出回ることも多くなっています。
スズキの車は、中古車としても引き続き市場を席巻するに違いありません。
しかし、鈴木会長によると、もともとインドに興味があったわけではなく、先進国への進出を狙っていたものの、スズキが製造しているような小さな車のニーズは少ないことに気付いたため、方向転換して、新興国のインドに目を付けたとのことです。
まさに、経営者としての才覚を如実に物語っています。

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